CONOMETER 80を用いた視野角測定デモ|株式会社 ティー・イー・エム
TECHNICAL INFORMATION
技術情報
2019.08.28
色彩輝度測定機
CONOMETER 80を用いた視野角測定デモ
Westboro Photonics社の視野角測定機(CONOMETER 80)を使用した視野角特性のデモ測定を、スマートフォンやモバイルPCに用いられるプライバシーフィルターを用いて実施しました。
■ プライバシーフィルターの視野角特性を測定
フィルターありの状態とフィルターなしの状態、それぞれの特性を測定します。
■ 筐体サイズ
魚眼レンズを使用しており、競合のコノスコープ(フーリエ)レンズシステムに比べてはるかに低コストかつコンパクトです。
レンズフードが装着されているので、設置も非常に簡単です。
■ 接続
PCとの接続はUSBケーブルのみです。測定機への電源はUSBから供給されます。
測定開始ボタンを押してから測定完了までの所要時間はほんの数秒です。
タクトタイムが短いこともCONOMETER 80の特徴です。
■ 測定結果
プライバシーフィルターなしの測定結果
プライバシーフィルターありの測定結果
それぞれの結果をProfile(断面強度)として比較表示します。
緑線がフィルターなし、赤線がフィルターありの強度分布です。
プライバシーフィルターありの場合、角度30°付近では輝度がほとんど0になっていることが確認できます。
フィルターを通すことで一定の角度からの輝度が遮断されている(=横から覗くことができない)ことがわかります。
■ まとめ
ご覧いただいたとおり、CONOMETER 80は非常にコンパクトで容易に取り回しができることが最大の特徴です。低コストながら精度が高い測定が可能ですので、ディスプレイやフィルムの測定には最適です。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
輝度視野角測定機 CONOMETER®80
関連記事
- 人気記事
- カバーガラスを取り外すことのメリットと実例
- Vision規格対応カメラ(IDS社製)のファームウェアのアップデート方法
- NASA PACEプロジェクトへのマイクロレンズアレイの採用
- 光ファイバー選定のポイント
- 画像認識AI(分類:Classification)のアーキテクチャの種類と違いについて
- RAWデータの取得方法
- COHERENT(旧ONDAX)社製狭帯域波長安定化レーザーに関する最新技術情報
- 分光器の中はどうなっているの?
- INGENERIC社製マイクロレンズアレイが「海の色」の測定に用いられたケーススタディ
- 次世代画像解析に求められる3D断層イメージング対応SD-OCT用分光ユニット最新情報 (Wasatch Photonics社)