NASA PACEプロジェクトへのマイクロレンズアレイの採用 | (株)ティー・イー・エム
TECHNICAL INFORMATION
技術情報
2024.09.13
マイクロオプティクス
INGENERIC社のマイクロ光学素子製造技術力
INGENERIC社では、高温プロセスを使用して単純な形状のガラスブランクを複雑な光学部品に変換する熱間成型技術である等温精密成型(isothermal precision molding)を用いて、光学レンズを製造しています。
ガラスブランクは室温で成型機に供給され、ツールシステムとともに加熱され成型後、最終的に、制御された方法で冷却されます。
この方法により、優れた寸法精度と効率を備えたマイクロオプティクスを製造できます。
INGENERIC社の精密ガラス成型はフォトリソグラフィーや研削、研磨などの従来の方法と比較して、いくつかの利点があります。
精度の高さ
精密ガラス成型では最小限の公差で正確な製造が可能で、これはマイクロオプティクスにとって特に重要なことです。
試作品から大量生産までの対応能力
マイクロレンズアレイの大きなクリアアパーチャー比/ピッチ比(小さなデッドゾーン)
干渉が発生するレンズのエッジ部分で必ず発生する光学品質の低下をはるかに小さくできます。
これはデータ通信におけるマイクロレンズアレイの光学的機能に大きな影響を与えます。
納期短縮
モールド金型でオプティクスをそのまま製造する直接成型により、従来の方法と比較して必要な時間と手順が削減されます。
消費材料の削減
直接成型は材料を除去する切削、研磨とは異なり、材料をより効率的に使用し無駄を最小限に抑えます。
この精密ガラス成型技術により、INGENERIC社ではレーザーやセンサー技術からヘルスケアやデータ通信、さらにはVR(仮想現実)/AR(拡張現実)やLiDARのようなアプリケーションに至るまで、様々なハイテクアプリケーションに不可欠なマイクロ光学素子を製造することができます。
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GoPhotonicsによるINGENERIC社マネージングディレクターStefan Hambuecker博士の独占インタビューでも製造のコア技術について説明をしています。
インタビュー記事の詳細は以下のリンクをご覧ください:
https://www.gophotonics.com/interviews/details/interview-with-dr-stefan-hambuecker-from-ingeneric
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