学習データの追加方法|IDS社製 NXTカメラ

TECHNICAL INFORMATION

技術情報

2021.10.29

小型カメラ

学習データの追加方法(IDS社製 NXTカメラ)

クラウドベースのAIソフトウェアIDS NXT lighthouseでは、画像処理やディープラニングの知識及びプログラミングが必要なく、AIのトレーニングを行うことができます。AIのトレーニングにはもちろん学習データが必要となりますが、AIの精度を上げるために、トレーニングしたAIの動作結果を見て学習データを追加するといったことを行うかと思います。

本記事では、IDS NXT lighthouseで学習データを追加する2通りの方法をご紹介いたします。IDS NXT lighthouseの基本的な使い方につきましては、別ページにて使用手順を含めた内容紹介を行っておりますので、そちらをご参照ください。
画像認識AI(物体検出:Object Detection)を簡単に実行(IDS社製 NXTカメラ)

方法1 既存のデータセットに追加する

IDS NXT lighthouseの「データセット」を選択し、学習データを追加したいデータセットを選択します。
学習データの追加方法(IDS社製 NXTカメラ)1

「画像データ」項目を選択し、「追加」から「画像の追加」もしくは「フォルダーの追加」を選択し、追加したい学習データをアップロードします。
学習データの追加方法(IDS社製 NXTカメラ)2

追加した学習データに新規のラベル名やボックス名を付ける場合は、「注釈」項目を選択し、ラベル名やボックス名を追加します。
学習データの追加方法(IDS社製 NXTカメラ)3

追加した学習データに必要に応じたラベル名やボックス名をつけ、トレーニングを行う際に「プロジェクト」の「データ」項目にて、追加した学習データが含まれたデータセットを選択します。
学習データの追加方法(IDS社製 NXTカメラ)4

方法2 新規にデータセットを作成してトレーニング時に追加する

IDS NXT lighthouseの「データセット」を選択し、新規にデータセットを作成します。
学習データの追加方法(IDS社製 NXTカメラ)5

方法1と同様に学習データのアップロード及びラベル名やボックス名をつけます(方法1と全く同じ手順のため画像は割愛します)。

トレーニングを行う際に「プロジェクト」の「データ」項目にて、既存の学習データ及び既存の学習データに追加したい学習データが含まれたデータセットを選択します。ラベル名やボックス名単位での選択が行えます。デフォルトでは折りたたまれて表示されているので、赤枠の箇所を選択し展開する必要がございます。
学習データの追加方法(IDS社製 NXTカメラ)6

以上のように、学習データを追加する方法は2通りございます。どちらの方法でも既存のラベル名やボックス名の画像データの追加を行うことができますが、方法1ですと追加した学習データを取り除くことがあった場合に手間がかかるため、既存のラベル名やボックス名の画像データの追加を行う際には、方法2の手順を行うことを推奨いたします。

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