色味を調整する方法|株式会社 ティー・イー・エム
TECHNICAL INFORMATION
技術情報
2019.06.27
小型カメラ
色味を調整する方法
撮影した画像の色味を調整したい場合、ホワイトバランスの調整を行います。
IDS社のuEyeカメラは、IDS社提供のデモプログラムuEye Cockpitを使用することで簡単にホワイトバランスの調整を行うことができます。
・uEye Cockpitのツールバーから、「プロパティ」を選択します。
・カメラのパラメータ設定ができるダイアログボックスが開きます。「画像」タブを選択すると以下のような表示になります。画像タブでは、画像の明るさや色味の調整が行えます。画面中央の「カラーゲイン」欄の「ホワイトバランス」項目がデフォルトでは「マニュアル」になっておりますが、「自動(グレイ ワールド)」に変更します。
・赤/緑/青の各ゲインが自動で設定されるようになります。この状態で、灰色の対象物(画用紙やファイル等の色が均一なもの)が画面いっぱいに映るようにします。赤/緑/青の各ゲインの動きが落ち着きましたら、「ホワイトバランス」項目を「マニュアル」に戻します。ここまでの操作で色味の調整は十分行えているものと思います。微調整を行う場合は、この状態から赤/緑/青の各ゲインを手動で調整します。
◆ティー・イー・エムでは定期的に産業用カメラの無料紹介セミナーを開催しております。産業用カメラの一般的な内容についても説明しておりますので、是非ご参加ください。詳細は以下のURLよりご覧ください。
https://www.tem-inc.co.jp/news/detail-104.php
関連記事
- 人気記事
- カバーガラスを取り外すことのメリットと実例
- Vision規格対応カメラ(IDS社製)のファームウェアのアップデート方法
- NASA PACEプロジェクトへのマイクロレンズアレイの採用
- 光ファイバー選定のポイント
- 画像認識AI(分類:Classification)のアーキテクチャの種類と違いについて
- RAWデータの取得方法
- COHERENT(旧ONDAX)社製狭帯域波長安定化レーザーに関する最新技術情報
- 分光器の中はどうなっているの?
- INGENERIC社製マイクロレンズアレイが「海の色」の測定に用いられたケーススタディ
- 次世代画像解析に求められる3D断層イメージング対応SD-OCT用分光ユニット最新情報 (Wasatch Photonics社)