主な特徴
- プリチャードミラー設計によるビューファインダー
- カメラで画面上の測定個所を確認可能
- 自動電動フォーカスで手動でのフォーカス不要
- フォーカスは工場で調整、簡単なソフトウェアコマンドで制御可能
- メカニカルシャッターとODフィルターホイール内蔵により幅広いダイナミックレンジを実現
- 低ノイズ、低迷光
- オートレンジ機能
- 波長・放射校正
- 極めて低い偏光感度
- 優れた直線性、±0.2%以内に内部補正
- 暗電流補償、全積分範囲において実質的にゼロ
- USBMC準拠、SCPIコマンド設定、ハイスピードデバイス
- USB 3、RS232、Ethernet接続、トリガー入出力により、理想的なシステム統合が可能
- 一般的なパラメータは本体内部で計算、生産現場での処理能力を節約
- 優れた耐久性能を持った筐体により、過酷な生産環境での設置や防護に最適化されている
- フリッカーの輝度測定用のフォトダイオード内蔵
- 本体内の波長監視機能により、僅かな波長変動も自己補正
- 任意のプログラミング言語で利用可能なSD
分光計 仕様
フリッカー 仕様
カメラ 仕様
光学系 仕様
一目でわかるPrometheus ビューファインダー
Prometheus ビューファインダーは2つの主要パーツで構成されています:
- 分光計ベンチ
- ビューファインダーシステム
分光計ベンチ
Prometheus ビューファインダー内の分光計ベンチは、ツェルニーターナー構造で構成されています。光学ベンチは、スリット、ミラー、回折格子、第2ミラー、コレクターレンズ、リニア可変フィルター(OSF)、冷却型検出器から構成されています。これはNeoの分光計ベンチをベースにしたものです。
ビューファインダーシステム
プリチャード方式をベースとしたビューファインダーシステムは、3つのパーツから構成される複雑な光学系です。
- プリチャードミラーに光を集光するレンズ、レンズを動かしてディスプレイ(または他のDUT)への焦点距離を変えることができます。
- プリチャードミラー(穴のあいた鏡)、鏡は光をリレーシステムに反射させて、CMOSイメージセンサーに光を集束させます。
- 穴に入った光は、同じく光学系によって分光計にリレーされます。この部分には、ダイナミックレンジを広げるためのフィルターホイールも含まれています。
- さらに、ビューファインダーシステムにはフリッカー測定用のフォトダイオードが組み込まれています。
独自の機能
- 電動フォーカスなので、手動でピントを合わせる必要はありません。フォーカスの調整は、インターフェイスから簡単なコマンド調整できます。
- 接眼レンズなどの代わりにカメラを使用して、完全自動化を実現しました。
- 本体内で分光計による波長モニタリングと補正を行います。これにより、測定精度が向上しています。
分光計システムの応答性
システム応答は、主に回折格子と検出器の応答によって決定されます。システム応答には、検出器、回折格子、ミラーが含まれています。このデータはシミュレーションによるデータであり、あくまで目安としてのものです。
Prometheus ビューファインダーは、浜松ホトニクス製の冷却型CCD検出器を採用しています。
この検出器の量子効率は、以下のグラフのとおりです。