測定アプリケーション
- フラットパネルディスプレイ
- ニアアイディスプレイ
- 照明
- LEDアレイ
主な機能
- 24.6 MP CMOSセンサー
CCDセンサーと比較してスピーディな測定が可能となります
- XXYZ 三刺激値フィルター
高速直線移動ステージを採用したことで、ホイールタイプの機構に伴う光軸のブレを低減しています
- 分光放射計内蔵
減衰など、ファイバー経由で外付け分光放射計に導光する際のデメリットをクリアしています。また、測定した色情報に対して補正を自動的に適用します
- NDフィルター内蔵
10/1、100/1の2種類のNDフィルターにより対応できる輝度範囲を拡大しております
- 0.002 cd/m2 の感度
- EF レンズマウント
- ビームスプリッターなし
歪曲収差、偏光依存性の問題をクリアしています
すべての種類とサイズのディスプレイに
顕微鏡の対物レンズから広角まで、幅広いレンズを取り揃えており、 WP525 は、マイクロディスプレイからスマートウォッチ、タブレット、テレビ、シネマスクリーンまで、あらゆるディスプレイ サイズの測定に対応できます。焦点距離 24 ~ 100 mm の電動または手動レンズに加えて、倍率 10 倍までの固定式顕微鏡レンズをサポートしています。さらに、+/- 80 度まで測定できる CONOMETER® Viewing Angle Lens と、拡張現実(AR)および仮想現実(VR)アプリケーションの Near Eye Display (NED)測定用のレンズも利用できます。
左)ソフトウェア Photometrica® ウィンドウにおいて、白、赤、緑、青で 2D 表示した画面から取得したスポットの分光情報
右)表示画面の輝度を疑似カラーでマッピングした画像
測定原理
WP525 のユニークな機能の鍵となるものは、高速直線移動ステージです。ステージには、XRed, XBlue, Y and Z 三刺激値フィルターカメラまたは分光放射計で光を測定するための複数の位置があります。さらに、ND2 まで減光する光路のための位置も備えています。
都合の良いことに、カメラが撮影を行っているときは分光放射計が遮断されますが、逆の場合も同様です。このように、タクトタイムに影響を与えることなく、暗視補正を頻繁に生産ラインで行うことができます。
三刺激値フィルター方式により正確に色測定を行えますが、分光放射計の方がはるかに優れています。内部に組み込まれた分光放射計で補正することにより、一例として、白あるいは単色 LED の測定精度は 2 ~ 10 倍向上します。この補正は高速かつ自動的に行われます。
ファイバーは固定され、ステージは左右に移動します。
上の図: プリズムがイメージャーを遮断し
ND0 フィルターを経由してファイバーから分光放射計へと導光させます
中央の図: プリズムが光を偏向させ ND1 を経由させます
下の図: 三刺激値フィルターがイメージャーの前にあります
AR / VR ディスプレイのテスト
XR1 Near Eye Display (NED) Lens は、最大 60 度の水平または垂直の視野(FOV)を有するディスプレイに対して、最適なテストパフォーマンスを提供します。潜望鏡の設計により、メガネ、ヘッドセット、およびヘルメットの最終アセンブリに容易に適合します。さまざまな刺激において人間の視覚調節がなされ、瞳孔径は変化します。そのため、入射瞳の絞りは 1.5 ~ 5.0mm の範囲で調整できるようにしています。
XR1 NED Lens とイメージング分光色彩輝度計 WP525
AR/VRグラスの迷光もエリア設定することで、最大値・最小値・平均値を算出できます
視野角の測定
Conometer® Lens により、フラットパネルディスプレイとバックライトの視野角測定が可能となります。
Conometer Lens とイメージング分光色彩輝度計 WP525
輝度視野角を極座標で出力したプロファイル
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