波長安定化・狭帯域発振レーザーダイオード | (株)ティー・イー・エム

レーザー・光源(半導体レーザー)

波長安定化・狭帯域発振レーザーダイオード

COHERENT

COHERENT(旧ONDAX)社製波長安定化・狭帯域発振・半導体レーザーとレーザーモジュールは、同社製Power Locker 体積位相ホログラフィックグレーティング(Volume Holographic Grating / VHG)の搭載により発振波長帯域の狭窄化と波長安定化を実現しております。従来の波長安定化方法と比較して発振縦モード選択性に優れており、波長安定度が向上し、幅広い温度域で波長変動を抑制しております。同社レーザー製品は研究用途からOEM対応まで幅広いご用途でご使用頂いております。

製品カタログPDF

レーザーセレクションマトリックス


FS = Free Space Beam output
FB = Fiber Output. Typically, 0.22NA 100um core
ISO = Optical Isolator Free Space output, >25dB rejection
PM = Single mode Polarization Maintaining Fiber Coupled with FC/APC Connector

スペック(製品仕様)

光ファイバー・デバイス測定・評価機器

  • TO CAN
    (TOシリーズ)

    TO CANシリーズ波長安定化レーザーはシングル横モード、単一波長レーザーです。製品は小型のTO缶サイズで提供されます。波長安定性及び狭線幅発振特性等そのままに、装置組込用光源としてご使用頂けます。

  • COLLIMATED TO CAN
    (CPシリーズ)

    Collimated TO CANシリーズ波長安定化レーザーはシングル横モード、単一波長レーザーです。製品は小型のTO缶にコリメータを装備した形状で提供されます。波長安定性及び狭線幅発振特性等そのままに、TO CANシリーズと同様に幅広い装置組込用ご用途でご使用頂けます。

  • BUTTERFLY
    (BFシリーズ)

    785nm/830nm/976nm/1064nm発振のバタフライ・レーザーは波長安定化が計られた狭帯域発振(0.15nm)です。出力は105μmΦのマルチモード・ファイバーから出射され、特に分光に最適です。他のシリーズと同様に幅広い御用途でご使用頂けます。

  • OEM BUTTERFLY
    (OEM-BFシリーズ)

    785nm/830nm/976nm/1064nm発振のバタフライ・レーザーをTECクラーにマウントしたレーザーモジュールです。搭載しているレーザーは波長安定化が計られた狭帯域発振(0.15nm)です。出力は105μmΦのマルチモード・ファイバーから出射され、特に分光に最適です。他のシリーズと同様に実験室でのご使用及び装置組込にご使用頂けます。

  • ROUND MODULE
    (ROシリーズ)

    COHERENT(旧ONDAX)社製ROシリーズ単一周波数コリーメート・レーザー・モジュールは、USBインターフェースを備えた小型の円筒形シャーシ内に安定化レーザーとTECクーラーおよび電流制御回路を内蔵致しております。組込みを前提とした頑丈なオールインワン・モジュールは、温度コントローラーがレーザー・ダイオードの温度を±0.01℃の範囲内に収め、長時間稼働でも1%以内の出力安定性を実現しています。

  • COMPACT MODULE
    (LMシリーズ)

    LMシリーズ波長安定化レーザーはシングル/マルチ横モードと、狭帯域/単一波長発振が選択可能なレーザーです。製品はコンピューター経由もしくはオンボードから制御可能で、正確な温度管理と電流管理のもとで、起動から1分以内で1メートルのコヒーレント長と1%の出力安定性が得られます。筐体は小型・堅牢でご利用用途に制限は御座いません。

  • FIBER COMPACT MODULE
    (LMFCシリーズ)

    LMFCシリーズの波長安定化レーザーはシングル/マルチ横モードと、狭帯域/単一波長発振及び出力ファイバーが選択可能なレーザーです。LMFCシリーズはアナログ制御インターフェースを介しての温度と電流の精密なコントロールにより、他機種と同等な出力安定性を誇り、TTL変調にも対応します。

  • Benchtop
    (BTシリーズ)

    BTシリーズは堅牢な筐体に、簡易な取扱いが特長のBOXタイプの小型レーザーです。基本性能はLMシリーズと同様に起動から1分以内で1メートルのコヒーレント長と1%の出力安定性が得られます。また出力は操作パネル前面に位置したFC/PCコネクターを介して105μmΦのマルチモード・ファイバーから出射され、SMA対応も可能です。

  • PowerLocker wavelength Stabilization Gratings

    COHERENT(旧ONDAX)社製PowerLocker波長安定化グレーティングは体積型ホログラフィック・グレーティング(VHG)です。レーザー・ダイオードの発振波長を狭窄化し波長安定化致します。共振器内の発振縦モード制御によりスペクトル輝度が向上し、 広い温度域で高い安定性を持つ光学特性が得られます。PowerLockerはレーザーのASE成分を1桁低減します。PowerLockerを波長選択素子としてキャビティに加える事で従来方式に比べ高い分解能で選択的にモードが得られます。ONDAX社製VHGは、常に安定な光学性能を提供致します。高効率、狭線幅、 分散効率等を必要とするご使用用途に広く採用され、通常困難な特別仕様にも対応致します。

  • PicoPulse Stretcher Compressor

    COHERENT(旧ONDAX)社製PicoPulse™パルス延伸/圧縮ブロックは、チャープ・パルス増幅(CPA)を用いる極短パルス・レーザーシステムのハルス伸長及び圧縮に利用でき、従来の反射型回折格子をコンパクトな光学コンポーネンツに置き換えることができます。
    PicoPulseは体積型ホログラフィック・グレーティングであり、従来の反射型回折格子と仕様値等同等の性能を維持しながら、コンポーネンツ・サイズを小型化及び光学パスの単純化が可能です。本製品は、ほぼアライメント不要なので、取扱いが容易です。

COHERENT

コヒレントは 1966 年5 月に設立されました。1966年夏には、コヒレントの創設者たちは初のレーザ機器の製作を始めました。その僅か4 ヶ月後、コヒレント社製の商業用CO2レーザが、初めてこの世に送り出されました。現在では、レーザ業界で最も多様なレーザ技術を有するリーディングカンパニーとして、カリフォルニア州のシリコンバレーに本社、世界中にオフィスを構えています。コヒレント社は、さまざまな市場および産業に貢献するユニークで革新的な製品ポートフォリオを提供しています。

関連製品