マルチチャンネル分光型偏光解析システム OPTIPRO-MCS|加工・計測・分析 偏光特性測定機
加工・計測・分析(偏光特性測定機)
マルチチャンネル分光型偏光解析システム OPTIPRO-MCS
シンテック株式会社
可動ステージを利用して対象物の角度を振って、角度毎に分光器を用いて透過測定を行うソフトウェアと装置一式のシステムです。フィルム、ガラス板、透過性のあるフィルムもしくは板状の材料などの位相差測定、偏光パラメータ、分光特性を解析することができます。
主な特徴
■ 可動ステージ装備 入射角θ(±75°)と方位角Φ(±180°)
■ 偏光子と検光子には高い消光比のグラントムソンプリズム偏光素子を採用
■ 偏光子と検光子はそれぞれ光路から着脱可能
■ 受光器にマルチチャンネル分光器を採用して高速測定実現
■ 可視光領域と近赤外域(*オプション)の分光スペクトルを取得可能
■ 測定項目の絞り込みと小型化を実現したことで低価格化
測定内容
フィルムの位相差
正面/斜め 位相差 : 1,000~14,000nm、0~1,000nm *低位相差オプション No.11
光学軸 : 被測定物面内の遅相軸または進相軸方位
偏光板のパラメータ
吸収軸 : 被測定物面内の吸収軸方位
偏光度 : 吸収軸透過率および透過軸透過率より自動算出
分光特性
分光透過率 : 可視光380~780nm、可視光+近赤外380~1650nm(近赤外はオプション)
色測定 : CIE表示系、xy色度図、u’v’色度図、L*a*b表示系
装置構成
■ 光源: ハロゲン光源
■ 偏光子/検光子: グラントムソンプリズム 自動回転/手動で着脱OK(偏光子を使わずにサンプルに直接入射が可能になります)
■ 試料台 : 試料台サイズΦ192mm/入射角θ±75°/方位角Φ±180°
■ 受光器 : マルチチャンネル分光器: 可視光域、近赤外域(オプション)対応
受光部シャッター; ダーク測定時に測定光を遮断
※使用PCの推奨スペック Microsoft社 Windows7 / USB2.0のポートが有ること
システムには入っておりませんので、お客様にご用意頂くものになります。
別売でご用意することも出来ます。
システムのサイズ
■ 外形寸法
装置本体 : 幅250mm × 奥行396mm × 高さ500mm (受光側ファイバーは含まず)
制御BOX : 幅300mm × 奥行350mm × 高さ150mm
光源 : 幅62mm × 奥行150mm × 高さ60mm (光源はハロゲンです)
■ 重量
装置本体 15.3kg / 制御BOX 10kg以下 / 光源 0.5kg
■ 電源 AC100~240V
制御BOX 255W以下 / 光源 7W
システムの測定メカニズム
オプションのラインアップ
基本構成に以下のオプションを追加する事が出来ます。これらのオプションは納入後でも追加が可能です。
測定結果の出力例
シンテック株式会社
シンテック社は、山口県に拠点を置くメーカーです。LCD業界では著名なLCDの1次元配光シミュレーションを行うソフトウェア"LCD master"の供給元です。弊社ではLCDやOLED等のディスプレイに使用する様な偏光フィルムや偏光板の位相差測定のシステムを取り扱っております。位相差測定システムでは、視野角測定や分光測定も可能で、他にはないオンリーワンの測定システムです。