USB3.0 液体レンズ搭載産業用カメラ|産業用カメラ 2次元カメラ

産業用カメラ(2次元カメラ)

USB3.0 液体レンズ搭載産業用カメラ

Pixelink®, a Navitar Co.

PixeLINK(ピクセリンク)社のUSB3.0 液体レンズ搭載カメラは、世界で初めてフォーカス制御の液体レンズ(リキッドレンズ)が組み込まれた産業用カメラです。カメラを動かさずともフォーカスの制御が可能で、高速なフォーカス変更と耐衝撃性に優れており、低消費電力でもあります。Varioptic社やEdmund Optics社のレンズを使用しております。これらの液体レンズとカメラの互換性を最適化し、高速なフォーカス調整、品質の良い画像の取得を実現しております。

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主な特徴

■ ワンプッシュオートフォーカス
PixeLINK社が提供しているビューワーソフトPixeLINK Captureで簡単にフォーカスの調整が行えます。フォーカスタブを左右にドラッグしていただくことによって、ミリ秒単位でフォーカス位置を設定できます。

■ コンパクト・低消費電力・耐久性のあるリキッドレンズ
一般的にメカニカルレンズの寿命は、数10万回サイクルと言われていますが、PixeLINK社が採用している液体レンズ(リキッドレンズ)は、劣化なしに1億回以上サイクルテストが行われています。この液体レンズ(リキッドレンズ)は数十ms内で再フォーカスが行われるため、高速でフォーカス調整が必要なアプリケーションや振動がある環境に最適です。

■ 数センチの距離から20ms以下のスピードでシャープな画像を取得
レンズの種類にもよりますが、数センチの距離から無限でフォーカスを調整いただくことが可能です。

■ 専用のSDKで容易にソフトウェア開発が可能
PixeLINK社より、全てのカメラに共通して使用できるコントローラーを提供しております。オートフォーカス用ビューワーソフトPixeLINK Captureにて、露出時間の制御や、フィルタリング、フレームの調整等、プロパティの変更が可能です。

製品リスト

アプリケーション例

■ PCBボード検査
PCBボードは小型化していく中で、より複雑な形状となっていき、オートフォーカスカメラの需要が高まってきています。リフロー前の位置決めの評価や、ベアボードやはんだ付けの検査、回路の導通検査等にご使用いただけます。
■ 生体認証
生体認証アプリケーションには、撮影対象に高速でフォーカスを合わせる機能が必要となります。PixeLINK社のカメラは、空港での顔認証に使用されております。
■ メディカル(医療分野)
生きた細胞、細胞組織、生体の画像は、視野範囲内にある対象物に高速にフォーカスを合わせる必要があるため、オートフォーカスカメラが有効に働きます。オートフォーカスは、熱ドリフトやフラットでない培養皿にも適しております。
■ 物流: 各種コード検査
郵便局や物流企業では、伝票上の情報を区分けをする必要があります。区分けに使用される各種コード(バーコード、QRコード等)は、箱のあらゆる場所に無造作に貼られており、また、箱の大きさも様々です。オートフォーカスカメラは、このように様々な大きさの箱・位置に貼られた各種コードの読み取りに適しております。

温度に対するレンズの応答時間

10℃の場合、約20msで別のポイントにフォーカスを変更することが可能です。一般的なハイエンドデジタル一眼カメラは、同条件で300ms以上の時間がかかります。

システム用件

サクセスストーリー例

Pixelink社のカメラは、NASAのOrion宇宙船プロジェクトにも使用されています。

2018年3月15日、マシンビジョン及び顕微鏡検査で使用される工業用カメラメーカーPixelinkは、 Deep Space Systems社と共同で有人飛行およびロボット調査宇宙船の設計のために、NASAに技術を提供することを発表しました。NASA Orion宇宙船プロジェクトにおいて、Pixelink社のカメラ技術は、熱シールド検査や打上げ、および再突入時といった重要なイベントでの画像撮影を行います。

Deep Space Systems社の代表取締役兼CEOのStephen Bailey氏は、「Pixelink社のカメラは地球と月を撮像して、地球と月軌道の間での宇宙船の位置と速度を、自身で計算することを可能にします。これは、地上との通信喪失した場合に備えて、地球に戻るための進入飛行経路角度を調整する場合にとても重要です。」とコメントしています。

Pixelink社長のPaul Saunders氏は、次のようにコメントしています。「この契約を取れたことは、私たちがまさに高品質で耐久性のある製品提供に取り組んでいることの証拠です。Orionプロジェクトに貢献し、信頼できるアプリケーションソリューションをDeep Space Systems社と一緒にNASAに提供できることを誇りに思っております。」 

Deep Space Systems社では、Pixelinkカメラを再パッケージ化・さらに堅牢化し、各ユニットが振動、温度変動、放射線、真空圧などといった宇宙環境下に耐性があるかをテストします。 

原文はこちら

Pixelink®, a Navitar Co.

PixeLINK社は、主にマシンビジョンや科学分野で使用される産業用カメラの製造・販売をしております。固定焦点の産業用カメラはもちろん、焦点位置をソフト側からすばやく切り替えることができるリキッドレンズ対応のオートフォーカスカメラのラインアップもございます。また、小ロットから、カメラ及びソフトのカスタムにも対応しております。

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